受け手に訴求ポイントがきちんと伝わるレイアウトを心がけましょう
販促チラシを作成する場合、誰に何をどれだけ伝えたいかという情報の交通整理をしておくことが大切です。ほとんどの場合に必ず必要となるのが、取り扱う商品名と写真、価格、問い合わせ先でしょう。そのほかの要素として、商品の説明やオプションなどの解説が入ることもあります。
これらの要素を紙面に配置していく作業をレイアウトといいますが、すべての情報を同じように扱ってしまうと、紙面が単調になり、どの情報が重要なのかわからなくなってしまいます。文字要素にはタイトル、キャッチコピー、見出し、本文などがありますので、これらを読ませたいものから順に大きく扱うといいでしょう。写真が複数ある場合も同じです。メインで使用する写真と、それを補足するための写真といったように、大きさの強弱をつけてレイアウトすることで、全体が見やすくなります。
商品をわかりやすく説明するためには、ある程度の文章量が必要となる場合があります。このとき、たくさんの文字を小さいスペースに詰め込んでしまうと、文章が読みづらくなり必要な情報が伝わらなくなってしまいます。また、文字の幅を狭くしてむりやり詰め込むことも避けなければいけません。読んでほしい情報は、読みやすさを考えてレイアウトすることが非常に重要です。
同じように、写真を取り扱う場合も必要以上に小さくしてしまったり、縦横を変形してレイアウトスペースにおさめることはよくありません。どうしてもスペースに収まらない場合には、写真で伝えたい必要な部分だけを切り抜いて、クローズアップして使うようにしましょう。これを「トリミング」といいます。 これらの点に注意して、チラシをレイアウトすることで、情報を正しく伝えることができるようになります。
チラシ制作の鉄則のポイント
●文字や写真は、重要度にあわせ、大きさなどの強弱をつけてレイアウトしましょう
●文字は可読性、写真は主題がきちんと伝わることが重要です